若手医師のための勉強・留学情報ブログ〜プライマリケアへの道〜

2016年卒。プライマリケア医を目指して、現在診療所で働いています。Family Medicineでの臨床米国留学を目指しています。若手医師、医学生さん向けに日々の勉強についてシェアしていきたいと思います。 なお、ここで作成した資料につきまして、間違いやご意見などございましたらご指摘頂けたら嬉しいです。記載内容を二次利用などする際は私の方では責任を負いかねますので、よろしくお願い致します。

USMLE STEP1〜問題集編〜

USMLEの問題演習は

オンライン

問題集一択

です!!

日本の国試対策でも最近QBオンラインなど出現していますが、あくまで過去問集です。

しかし、USMLEのオンライン問題集は違います。

常に最新のガイドライン等を反映して問題が勝手に入れ替わっていきます。アップデート機能は非常に大事です。私は現在USMLE Worldを用いてSTEP3対策中ですが、CD腸炎の1st choiceの変更の話もすぐに反映されており、驚きました。紙媒体の問題集の時代はいつか終わりを迎えるのだなと思います。

問題数はそれぞれ1000問〜1500問程度。

 

 

●解き方

最初はジャンルごとに解くのがオススメです。(バラバラに解くと知識のインプット効率が悪くなります。)解く→First Aidに書き込む、EvernoteやWordに一問一答形式で記載→いつでも復習がオススメです。

私は病院実習や授業中も時間を見つけてA4 4分割印刷を持ち歩き、アウトプットに勤しんでおりました。

 

●オンライン問題集比較(大手3つ)

 

比較① 難易度

USMLE World>Kaplan>>>>>Qmax

 

比較② 本番との近さ

USMLE World >Qmax>>>>>>>>Kaplan

 

【各論】

USMLE World

対策の王道。ですが、いきなり解くには絶対に無理があります。

問題を解くのに必要なSTEPが多いので、これから始めるのはもったいない

(せっかくの良問が無駄に知っている問題になってしまう。)

参考までに私の得点率を。1週目58%、2週目80%

 

●Kaplan Qbank

昔のスタンダード。枝葉末節の知識問題が多く、知らなきゃ終わり問題が多すぎ。

一問一答な感じで、思考プロセスがあまりない感じ。1週目60%

 

USMLE Rx(Qmax)

FAの会社が作っているもので、超簡単ですが、最初はこれも難しく感じると

思います。とっかかりには最適。UWの問題を解くための良いステップになる。

やっている人があまりいませんが、結構オススメ。

 

USMLE Rx(Qmax)→Kaplan Qbank→USMLE Worldの順番

で解くのがオススメです。これを解き終わる頃には5000問近い問題演習ができています。全部解き終わる頃にはFirst Aidのどのページも見覚えのあるページになっているはずです。2周目に取り組みつつ、First Aid の通読を始めましょう。

最初は意味不明だったFirst Aidも知識の宝の山に見えてくるはずです。

 

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問題集編は以上です。次回は模試編です。