USMLE STEP1〜模試編〜
少し間が空きましたが、模試編です。
USMLEでオンライン問題集を解いて、FAに書き込む作業が進んでくると、
知識の膨大さに凹みつつ、自分がどのレベルに到達しているか不安になってくると
思います。
そこで有用なのが模擬試験で、これもオンラインになります。
NBME(USMLEを作成している団体の作成した模試)
UWSA(USMLE Worldに付属している模試)があります。
本番と相関するのは断然NBME(CBSSAというやつ)です。
ここで取った点数は本番の点数とほぼ同じです。(私も模試と本番はたったの1点違いでした)
受験料は1回$50、解説ありVerを購入して、
スクリーンショットを取りながら
問題をときます。(間違えた問題のみ解いた後に見直しができます。見直しができない、解いた後に現れない問題は正解したということです。正解問題を復習するためにもスクショが大事です。)
模試には種類がいくつかありますが、作成されたのが新しいほど模試番号が新しくなります。古いものから解いていきましょう。
NBMEの正答率が3桁スコアに換算されます。
概ねの換算は
65% 180
70% 200
75% 210
80% 230
といった感じのようです。これ以上のスコアは取れなかったので、わかりません💦
まずはこれを解いて自分のレベルを知りましょう。
模試に取り組んだ後は、FA1周通読後、UWorld2周など、ある程度の勉強の区切り区切りで受けていくと良いです。中途半端な準備で受けてしまうともったいないです。
以上で模試編は終了です(^o^)
USMLE STEP1〜問題集編〜
USMLEの問題演習は
オンライン
問題集一択
です!!
日本の国試対策でも最近QBオンラインなど出現していますが、あくまで過去問集です。
しかし、USMLEのオンライン問題集は違います。
常に最新のガイドライン等を反映して問題が勝手に入れ替わっていきます。アップデート機能は非常に大事です。私は現在USMLE Worldを用いてSTEP3対策中ですが、CD腸炎の1st choiceの変更の話もすぐに反映されており、驚きました。紙媒体の問題集の時代はいつか終わりを迎えるのだなと思います。
問題数はそれぞれ1000問〜1500問程度。
●解き方
最初はジャンルごとに解くのがオススメです。(バラバラに解くと知識のインプット効率が悪くなります。)解く→First Aidに書き込む、EvernoteやWordに一問一答形式で記載→いつでも復習がオススメです。
私は病院実習や授業中も時間を見つけてA4 4分割印刷を持ち歩き、アウトプットに勤しんでおりました。
●オンライン問題集比較(大手3つ)
比較① 難易度
USMLE World>Kaplan>>>>>Qmax
比較② 本番との近さ
USMLE World >Qmax>>>>>>>>Kaplan
【各論】
●USMLE World
対策の王道。ですが、いきなり解くには絶対に無理があります。
問題を解くのに必要なSTEPが多いので、これから始めるのはもったいない
(せっかくの良問が無駄に知っている問題になってしまう。)
参考までに私の得点率を。1週目58%、2週目80%
●Kaplan Qbank
昔のスタンダード。枝葉末節の知識問題が多く、知らなきゃ終わり問題が多すぎ。
一問一答な感じで、思考プロセスがあまりない感じ。1週目60%
●USMLE Rx(Qmax)
FAの会社が作っているもので、超簡単ですが、最初はこれも難しく感じると
思います。とっかかりには最適。UWの問題を解くための良いステップになる。
やっている人があまりいませんが、結構オススメ。
USMLE Rx(Qmax)→Kaplan Qbank→USMLE Worldの順番
で解くのがオススメです。これを解き終わる頃には5000問近い問題演習ができています。全部解き終わる頃にはFirst Aidのどのページも見覚えのあるページになっているはずです。2周目に取り組みつつ、First Aid の通読を始めましょう。
最初は意味不明だったFirst Aidも知識の宝の山に見えてくるはずです。
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問題集編は以上です。次回は模試編です。
USMLE 〜概要〜
STEP1 基礎医学、日本で言うCBT(MCQ)、病院就職時に最重要視される
STEP2 clinical knowledge 臨床医学、日本でいう国試(CBT形式、MCQ)、STEP1の次に点数が重要
STEP2 clnical skills 医療面接、日本で言うAdvanced OSCE(12症例、医療面接+カルテ)、受かればOK、でも日本人にとっては多分最難関