若手医師のための勉強・留学情報ブログ〜プライマリケアへの道〜

2016年卒。プライマリケア医を目指して、現在診療所で働いています。Family Medicineでの臨床米国留学を目指しています。若手医師、医学生さん向けに日々の勉強についてシェアしていきたいと思います。 なお、ここで作成した資料につきまして、間違いやご意見などございましたらご指摘頂けたら嬉しいです。記載内容を二次利用などする際は私の方では責任を負いかねますので、よろしくお願い致します。

USMLE 〜概要〜

私は医学部4年生の頃から漠然と興味を持ち始めました。高校時代から英語が大好きで、大学受験も英語のみで乗り切りました(^_^;)
外資系商社で勤めたいと思いつつ、諸事情あって医学の道へ。諦めかけた海外への夢を医師として叶えたい、そんなことがきっかけで、この茨の道に足を踏み入れることとなりました。
 
脚を踏み入れる前に、いくつか基本的事項をおさらいしていきたいと思います。
 
アメリカで医師として働くためには、USMLE(United States Medical License Exam)という国家試験を受けなければなりません。USMLEは4つの試験で構成されています。
 

STEP1 基礎医学、日本で言うCBT(MCQ)、病院就職時に最重要視される

STEP2 clinical knowledge 臨床医学、日本でいう国試(CBT形式、MCQ)、STEP1の次に点数が重要

STEP2 clnical skills 医療面接、日本で言うAdvanced OSCE(12症例、医療面接+カルテ)、受かればOK、でも日本人にとっては多分最難関

 
以上3つを取得すれば、ECFMGを取得し、米国のマッチング(病院就職試験)に申し込む権利が与えられます。
日本の医師免許とは少し違います。アメリカでは州ごとに医師免許が発行されるので、国全体の医師免許というものはありません。
2018年10月現在私はECFMGまでを取得しています。
 
STEP3 臨床現場の医学、日本で相当する試験はありません。合格+一定期間の病院勤務を経て、初めて医師免許を取得できます。
 
次回はSTEP1について記載したいと思います。